サーフィンは素晴らしいスポーツです。
これほど人の人生を変えたスポーツというのは他にないんじゃないかと思います。
華やかで、なんならチャラいイメージもあるサーフィンですが舐めてかかると痛い目にあうスポーツでもあります。
でも今日はサーフィンに興味を持って「はじめてみようかな?」という方の出鼻を挫くことを書きたいと思います。
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もくじ
ほんとのサーフィン初心者を見たことがありますか?
TVで見るサーファーは上級者ばかりですからね。ちょっと初心者のサーフィン風景も見てみましょう。
どうですか?あなたのイメージするサーフィンはこれですか?
でもこの人はスゴイんですよ。50過ぎてサーフィンを始めて2年でこれは驚異的だと思います。
ちょっと運動神経に自身がある30代がサーフィンを始めてもボッコボコにやられて自信喪失するのがサーフィンです。
動画では雪が降る中やってますね。おそらく毎週ずっと行き続けたんでしょう。
しかもかなり恵まれた体つきをしています。若い頃からやってたら絶対うまくなってた感じです。
この方は20代後半から30代ですかね?
キャップ、グローブ、ブーツのフル装備ですので真冬でしょうね。
夏も冬も毎週末行ってるとして35回ぐらいでしょうか?
1年がんばってこんな感じです。
この人が7.7ftのファンボードに変えて更に半年経過。
だいぶ乗れてるようになってますね。
ココでもう少し上手い人の動画を見てみましょう。これならサーフィンしてる!って感じですかね?
さっきの男性はどんだけやればコレだけ滑れるようになるかなぁ。。。毎週末、海に行っても3〜4年じゃ難しいかもしれない。
サーフィンが上達しにくい3つの理由
私はサーフィン以外にもスノーボード、スケートボード、スキムボード、カイトボード、ウエイクボードと下手くそながら色々やって来ました。
その中でもサーフィンは極端に上達が遅いスポーツで間違いないです。
その理由をまとめてみました。
サーフィンは板に乗れる時間がとても短いのです。これが上達しにくい大きな理由の一つです。
板に立って10秒乗れれば良い波です。
数秒の波もたくさんあります。
30秒以上乗れれば記憶に残るぐらいの良い波です。
初めて聞くと信じられないかもですがホントです。
私は6月に2週間ほどバリにいってサーフィンをしてきましたが波に乗っていたのは実質30分ほどです。
アクションカメラをサーフボードにつけてたんですがその動画が30分弱。
バリは非常に波が良いため毎日サーフィンができます。
そこで15日間海に入ってたった30分です。
>>>バリ島サーフトリップの記録 2018年6月 1日目 本日は移動のみ
体力的にも何時間も滑っていられるスノーボード等より、はるかに上達しにくいのはお分かりいただけると思います。
サーフィンでは普段の生活では使わない上腕三頭筋をはじめ三角筋、僧帽筋などを酷使します。
この筋力がつくまでは波に乗るどころじゃありません。
サーフィンをはじめたころはほぼ筋トレをやりに行ってるようなもんです。
波に乗れなくても板の上でパシャパシャしてることに意味があるんですね。
正直。。。はじめの10回ぐらいはサーフィン行くよりプールに通ったほうが上達早いよね。。。って今なら思います。
実際私はサーフィンはじめて10年以上経ってプールに通い始めたら明らかにサーフィンの調子いいです(笑)
筋トレは好きじゃないけどプールは続いてます。
>>>1500mプールトレーニング2ヶ月続けてみた結果
まぁサーフィンも遊びなので効率良くうまくなる必要なんて全然ないですけどね。
とりあえず筋トレしなくてもプール行かなくてもプロテインだけは飲んどくと良いです。普段の食生活ではタンパク質は基本的に足りてないので。
運動しないとプロテイン分のカロリーは増えることになるので、ご飯を茶碗半分ぐらい減らしておけば無駄に太ることもないですよ。
プロテインは日本で買うとめっちゃ高いので海外通販で買ってます。このプロテインはド定番だけど安いし飲みやすい。いやむしろ美味しい。
ボトルがめっちゃでかいのが難点w
>>>【iHerb(アイハーブ)】コンバットプロテインパウダー
お金を払ってゲレンデ滑るスノーボードと違って海は無料で入れます。
ただこの無料が逆に曲者でサーフィンは独自の文化を形成しています。
ローカルと呼ばれるその海を仕切っている集団がいる場合があるんですね。ときにはローカルから「海から上がれ」と言われることや嫌がらせを受けることも。。。
まぁある程度仕方ないとは思うんですけどね。
サーフィンが出来るポイントは決まっていて波は有限ですから綺麗事を言ってられないんですよね。
いっそ海外の一部地域のように実質お金を払わないと入れない海のほうが楽なこともあります。
ローカルがうるさくない海でも激しい競争が待ってます。サーフィンはサーファー同士が波を取りあうスポーツですからね。
上手い人が5人ぐらいいると、そのポイントでは初心者にはまず波が回ってきません。
全部取られちゃいます。
あまり初心者に譲るという文化もないですね。
海が空いてれば別ですけど。
残酷なぐらい弱肉強食です。
スノーボードにもローカルづらした人たちがいますが所詮はお金を払っているお客さんに過ぎませんからサーフィンのローカルの理不尽さに比べたら可愛いものです(笑)
それでも始めようという人にアドバイス
初回はスクールに入るのもいいかな?と思います。
私も1回目だけはスクールに入りました。
でもワンマンワンウェイブ等のサーフィンのルール的なものは全く教えてもらわなかったなぁ。
まぁ実際教えてもらっても全然理解できなかったと思いますけどね。
とりあえず海に行くハードルを下げるためにスクールに行くのはいいと思います。
ただスクールに通ったら乗れるようになるってもんじゃないです。
愚直に初心者でも入れるサーフスポットに通うことを繰り返さないと上達しません。
また人に合わせて海に通うような人には向かないと思います。
サーファーは自己中な人が多いです。
自分のペースで海に入りたいので長くサーフィンをやってる人ほど一人で行動するパターンが多いような気がします。
大体ショートで100回。ロングで50回ほどって言われています。
ただ月2回の100回と平日含めた週3の100回では全然上達が違いますけどね。
特にはじめは詰めていくことが重要です。筋肉がつきますからね。
多分みんな「夏」だと思ってるんじゃないでしょうか?
そう、正解ですw
サーフィンやってる人も大体は夏にサーフィンしたいと思ってるはず。
やっぱり海パンだけでサーフィンできるのは最高に気持ちいいですからね。
あとは準備や片づけが楽ってのもあります。
でも上達したいなら季節はあまり関係ないです。
「冬は寒いから入らない」って言う初心者はかなり上達に時間がかかります。
こんな海でもサーフィンするぐらい気合があれば結構上達は早いです。
流石に真冬は海も空いてますからね。
競争も少なくて波に乗れる回数も多いです。
冬用のウェットスーツを着てのサーフィンはめちゃくちゃキツイですけどね。
筋力強化ギプスみたいなもんで夏には強烈にパドルが早くなってます。
結局サーフィンはオススメなの?
「ちょっとやってみたい」だけならサーフボードを買うのはやめておいたほうがいいです。
スクールやレンタル、サーフィン体験でちょこっと遊ぶだけにしておいたほうが無難です。
海に通える環境があったり車を持っているなら安い板を買ってサーフィンをはじめるのもいいかと思います。
ただ選び方にはコツがあるので下記の記事を参考にしてください。
>>>サーフィン初心者がサーフボードを”買う前”に知るべきこと【重要】
さんざんサーフィンは難しいと書いてきましたがサーフィンはヘタクソでも楽しいですよ。
足がつくような浅いビーチで板の上にちょこっとだけ立つ。
これだけでも初めは十分楽しいんです。
サーフィンは仕事じゃないんです。
そもそも楽しくなくちゃ続かないですよね。
「もう一本だけ!もう一本だけ乗りたい!!」と思ってヘロヘロの体でパドルをしているうちに勝手に筋力がついていきます。
そして段々大きな波に乗れるようになり、難しい波を乗り継げるようになっていくのは言葉に出来ない楽しさがあります。
サーフィンはライフスタイルだとよく言われます。
趣味を通り越して生活の一部になるんですね。
いろいろハードルが高いですしキツいスポーツなので手放しにお薦めはできませんけどね。
自分は多分あと10年は続けると思います。
もうちょっと体が動かなくなったらロングにしようかな?
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