GoPro HERO5・HERO6にはGPSがついています。
「動画を撮影した場所がわかる」という、正直どうでもいい機能だと思ってました。
いや、すみません。侮ってましたよ。
なんとGPSだけじゃなく加速度センサーやジャイロも搭載されてる!
なんで公式でもっとアピールしないの!?
スペック表などには記載されてないし。
なんかニュースリリースにちょこっと載ってるだけ。
GoPro公式サイト – あなたの世界を共有する – GoProオープンソースビデオメタデータ
これならアクションスポーツトラッカーにもなるじゃん!
現状ではいろいろ足りないところもあるけど今後が楽しみだわ。
【関連記事】
>>>【2018最新】GoPro用 防水シンバル・スタビライザー
>>>GoPro動画をジンバルを使わずソフトウエアだけで自動水平保持(傾き補正)する
>>>GoProの水滴対策はガラコ ミラーコートZEROが最強!正しく使えば手間なく撥水防滴
テレメトリーオーバーレイとは
動画を見たほうが早いかな。
www.youtube.com
GoProで「GPS ON」で撮影すると動画データの位置情報等が一緒に記録される。
GoProの動画編集ソフト(GoPro Quik デスクトップ版)を使うとGPSデータを動画にオーバーレイ(重ねる)することができる。
ちなみにスマホアプリでは出来ない。
Gaugesで表示できる情報は5項目
オーバーレイをGoProアプリではGauges(ゲージ)と呼んでいる。
ゲージで表示できる情報は下記の5項目。
https://gopro.com/help/articles/Block/How-to-Use-Gauges-in-Quik-for-Desktop
①情報:
ビデオを見る際に、リアルタイムのスタッツ情報。
Distance: 移動した距離
Altitude: 飛行の位置を表す高度
Elevation gain: 離陸地点からの上昇高度
Date and time: 映像を撮影した日時
②スピード トラッカー:
時間による速度の変化。グラフの「ピーク」にスクラブすることにより、最速の瞬間を簡単に見つけることができます。
③重力加速度:
加速する、または方向を変更するときに発生する重力加速度を示します。
④スピードメーター:
移動の速度を示します。方向を示すコンパスが含まれます。
⑤GPS 移動経路:
移動する際に取った経路と位置を示します。
https://gopro.com/help/articles/Block/How-to-Use-Gauges-in-Quik-for-Desktop
またそれぞれ
・表示の「ON・OFF」
・画面上のどこに配置するか?
・サイズ
これらをGoPro Quikで簡単に変更できる。
サーフィン動画撮影でGPSを使うときの注意点
面白い動画が撮れるGaugesだけどGPSを使うと結構な制限がある。
GPSを掴むまで時間がかかる
GPSの電波を掴むまでの時間は30秒から1分ほど。
これはクイックキャプチャ使用時でも同様。
クイックキャプチャ:ボタン1押しで電源ONから撮影開始。再度押下で電源OFFにするバッテリー消耗を抑える機能
波待ち中はGoProをOFF ➡ 波が来たらクイックキャプチャでON。
このような使い方ではGPS情報取得が間に合わずGPS情報なしの動画になる。
GPS情報付き動画を撮るなら波待ち中から録画が必須という感じ。
1本乗ったら電源OFF。テイクオフポジションに戻ったら録画開始。
クイックキャプチャだからさほど手間ではないけどね。
バッテリーを消耗する
GPS情報なしの動画よりバッテリーの消費が多くなる。
1080P60fps Sperview で 2時間 ➡ 1時間50分ほど。
頻繁に取得ミスを起こす
GPSを掴むのに失敗することが結構ある。
特に長い時間(5〜10分ぐらい?)電源を落としているとクイックキャプチャを使ったあとGPSを掴むのに失敗する。
GPSを再度掴むのにはGoProを静止しておくほうが良いがサーフィン中は難しい。
しかもフロントサイドのスクリーンにはGPS状態は表示されないので取得できていない事自体がわからない。
しばらくすると勝手に掴んでいることもある。
パターンが良くわからない。
Gaugesのイマイチなポイント
おそらくGaugesはドローン空撮やロードバイク、自動車、バイクなんかを想定しているような気がする。
なのでサーフィンでGaugesを使うとビミョーなところも。
アップデートでもっとサーフィン寄りの設定も使えると嬉しい。
単位を変えられない
距離の単位が「km」のみ。サーフィンだと「m」で見たい。
非表示にする情報も細かく設定したい。
クリップを編集するとGPSデータが消える
GoPro Quik で動画のカット(トリム)後にゲージ表示 はできない。
たとえば下記の動画だと波待ちが15分もあった。
波待ち中の部分をカットしたくてもカットした時点でGPSデータは消去される。
また他の編集ソフトで動画を編集してもGPSデータは利用できなくなる。
そのため、ゲージ表示 ➡ 動画カット(トリム)となり 赤で囲んだ波待ち部分のゲージも残ってしまう。
GPSの軌跡をGoogle Mapにオーバーレイできない
Rip Curlのサーフトラッカー「Search GPS」ではMapに軌跡をオーバーレイ表示できる。
Rip Curl Search GPS Surfing Watch Australia | Tide Watch | Surf Watch – Southern Man Surf Shop | The Original Surf Shop, Ulladulla NSW Australia | Surf Shop Online
GoProでも動画のメタデータからKMLファイルを抜き出してやれば出来ないことはないかもだけどかなり面倒。
qiita.com
こんな感じで本気のアクショントラッカーに比べると機能的、ビジュアル的にはかなり劣る。
でもソフトウェア的な問題が多いので改善されるんじゃないだろうか。
サーフィン用GPSトラッカー
GPS、加速度センサー、ジャイロが付いたってことはGoProはアクションスポーツトラッカーとして本格的に使える可能性がある。
残念がらビミョーに盛り上がっていないアクションスポーツトラッカーだけどGoProが本気で作ってくれないかな。
TRACE
サーフィン用アクションスポーツトラッカー
Trace – The World’s Most Advanced Action Sports Tracker – Trace
まるでゲームのよう。
www.youtube.com
リップやカットバックごとにGPS軌道にアイコンがつくのも面白い。
TRACE自体はGPS、加速度センサー、ジャイロなどを搭載したただのロガー。
GoPro等のアクションカメラと連携することを前提にしている。
連携させるとGoProやSOLOSHOTの動画編集が自動でできる。
コレがめちゃくちゃ便利っぽい。
この自動編集のためだけに欲しいぐらい。
けっこうGoPro動画の編集は面倒なのです。
ただね。。。米国AMAZONの評価めちゃくちゃ低い。
Amazon.com : Trace – Action Sports Tracker for GoPro Cameras : Camera & Photo
アメリカ人のレビューは加点法で結構甘い、というか日本ほど理不尽じゃない。
あのアメリカでこのレビューだとかなり品質が悪そう。
TRACEのアプリだけでもいいのでGoProに正式対応してほしい。
1万円ぐらいなら買うのに。
またはGoProがTRACEを買収してほしい。
Search GPS
サーフブランドRip Curlの腕時計型アクションスポーツトラッカー。
波に乗った本数やスピード、距離などを記録してSNSにアップしたり出来る。。。
なんだそりゃ?
わからん。使いみちがわからん。
まぁ売れてないんだろう。米国AMAZONでもレビューがめちゃくちゃ少ない。
しかも評価が低いw
Amazon.com: Search GPS
めずらしく本国より日本のほうが安いサーフグッズ。
それだけ売れてないんだろうな。
まとめ
ゲージはぶっちゃけ無くてもいいって言えば良いんだけど、あれば嬉しいって機能。
実際GPSデータが取れてない動画はちょっとさみしいw
機能的にはまだまだけどTRACEの機能を組み込んだサーフィンスペシャルGoProとか出たら嬉しいなぁ。
今後の発展に期待しよう。
【関連記事】
>>>【2018最新】GoPro用 防水シンバル・スタビライザー