スクールでサーフィンをやったり海でサーフィンやってる人を見てさ。
面白い！やってみたい！サーフボード買っちゃう？と思った人もいるんじゃないかな？
でもちょっとまってほしい。
初めて買うサーフボード選びって滅茶苦茶大切だと思うんだ。
チョイスを間違えるとサーフィンの楽しさを感じる前にやめちゃうからさ。
ぼっちさんは、はじめてのサーフボードは下記ぐらいの安いファンボードをおすすめしている。
今日はその理由、特に長さと浮力ついて語ってみようと思う。
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もしサーフィンをしたことがない、スクールで1回だけやっただけというような方は、こちらの記事を先に読んでもらったほうがより理解が進むと思う。
＞＞＞サーフィンを1ミリも知らない人に送る「サーフィン入門講座」Vol.1
もくじ
長さは大きく分けて3種類
細かいことを言い出すと凄く沢山の種類があるんだけどさ。
一般的には下記の３種類があるんだよね。
ロングボードとは
やたらデカくて長いやつ
キムタクとかやってる。
ショートボードとは
ギュンギュン波を切り裂いて滑ってるやつ。
たぶん一般的にはこのイメージかな？
ファンボードとは
ロング、ショートとくればミドルだろ？と思わせといて、なぜかファンボードという名称。
一般にはあまり馴染みがない。
写真で見るとこんな感じかな？
引用:Selecting the Perfect Surfboard
サーフボードってフィート・インチ表記でわかりにくいんだけどさ。
こんなサイズ感。
だいたい6.2ぐらいまでがショートかな？
基本的には長いほうが浮力が大きい。
同じ長さでも分厚かったり幅が広いと浮力が大きくなるね。
上の写真の6.4の板だと長さは同じでも左のほうがかなり浮力が大きいはずだよ。
初級者向けのボード
たとえば同じ横乗り系スポーツでもさ。
スケボーやスノボってあんまり上級者向け、初心者向けって違いがないんだよ。
スノボ初心者が上級者が向けの硬めのボードを買っても上達速度にさほど影響ないしさ。
スケボーに至っては上級者向けって概念自体があまり無かったりする。
上手い人はタイヤすらない板でもそこそこのトリックするからね。
でもサーフィンは初心者が上級者向けのボードを選んじゃうと全然乗れない。
それはもうどんなに頑張っても乗れなかったりする。
この違いは長さもあるんだけど板の持つ浮力が大きく影響してるんだ。
サーフボードには浮力が必要なんだけどさ。
滑り始めると浮力が邪魔になったりするんだよね。
だから上級者は浮力の少ないペラペラの短い板に乗る傾向がある。
上手い人ってカッコイイからさ。
それに憧れて初心者がペラペラの板を選ぶと痛い目にあう。
サーフィンの第一関門はテイクオフ
まず言葉の定義をしておこう。
海上でサーフボードに寝そべって、水を手で漕いで移動するのを「パドル」って言うのね。
同じ技術ならパドルは浮力の大きい板のほうが早いというのを覚えておいてね。
サーフィンってさ。
まず波に乗るのに「テイクオフ」ってのをしなきゃならないんだけどさ。
これね。
引用:cultura / … acertijos enlaceverde: “take off” (… emoción, equilibrio y disfrute)
・パドルしながら波を見極めてちょうど良い位置に移動。
・波と同じ速さまで加速して板の上に立つ。
これが「テイクオフ」
動画のほうがわかりやすいかな？
www.youtube.com
波の様子を見ながらパドルしてさ。
波にあわせて加速してるのが分かるかな？
この人はトッププロなんですこぶる簡単に見えるけどねｗ
めちゃくちゃパドルが早いしポジション取りもウマイ。
このテイクオフがさ。
めちゃくちゃ難しいんだよ。
サーフボードの長さによるテイクオフ可能エリアの違い
板の長さによってさ。
テイクオフが得意なエリアが異なるんだよね。
板が短いほど急な斜面が必要になるし範囲も狭い。
長い板だとあまり急だとダメ。
でもゆるい斜面でもテイクオフできるんだね。
これがどういう事かというとさ。
短い板はすごく大変ってことなんだよ。
浮力が小さいからさ。パドルが遅いじゃない？
しかもテイクオフ可能範囲が狭いからピンポイントで波を見極める力が必要になるよね。
初心者だとさ。
筋力もないしパドルも下手だから進むのが遅いのよ。
波を見極めるのも下手だしさ。
しかもサーフィンは弱肉強食。
待ってれば順番が回ってくるようなスポーツじゃない。
他のサーファーに競り勝って波を取る必要があるんだよね。
そんな世界でさ。
初心者は波なんか取れないんだよ。
目の前にいい波が来ても上手い人がスッと取ってっちゃう。
もう2時間ずっと浮いてるだけとかになっちゃうよね。
そりゃやめるわなぁ。
サーフボードの浮力による滑走可能エリアの違い
さらにはさ。
なんとか波を取れてテイクオフした後も板によって走れるエリアが異なるんだよね。
前に書いたサーフィン初心者向けの記事でさ。
サーフィンは「斜度のある波のポイントをキープして滑り続けるスポーツ」ってこの写真で説明したんだんだよね。
「この範囲を外すと失速するして沈む」とも説明したんだけどさ。
さらに言うと短い板は得意な範囲がより狭いんだよね。
ショートボードはしっかり板をコントロールしてこの狭い範囲を上手くキープして滑る必要があるんだね。
初心者がペラペラの短い板を買っちゃうとパドル遅い、波が取れない、立ってもすぐコケる&失速する でめちゃくちゃ苦労する。
サーフィン初心者へのおすすめのサーフボード
サーフィンって不思議だよね。
板の長さが1.7mぐらいから3ｍぐらいまであるんだよね。
それだけベストなサイズがないってことなんだね。
スノーボードのベストな長さなんて±3センチぐらいのもんだ。
それはなぜか？と言うとサーフボードの性能は極端に背反するんだよね。
ザッとこんな感じかな？
| ショート | ファン | ロング | |
|---|---|---|---|
| 浮力 | 小 | 中 | 大 |
| 得意な斜度 （必要な斜度） |
急 | 中 | 緩 |
| 滑れる範囲 | 狭い | 中 | 広い |
| 加減速 | ○ | △ | × |
| ターンのしやすさ | ○ | △ | × |
| 安定感 | × | △ | ○ |
| テイクオフのしやすさ | × | △ | ○ |
これを見る限りテイクオフが簡単なロングが良いのかな？って思うんだけどさ。
ロングは立ってからが意外と難しいんだよね。
もうデカすぎてさ。
ちょっとやそっとじゃ曲がらないんだよね。
かといってショートは最初はほんとに難しいからさ。
ぼっちさんなら長めのファンボードをオススメするかな。
6.8〜7.2ぐらいかな？
とりあえず浮力のある板はさ。
いろいろ適当でも大丈夫なんだよね。
波の見極めが甘くても。
筋力が弱くても。
テイクオフできる範囲が広いし、浮力に助けられてパドルが早いこともあって他のサーファーに競り勝ちやすい。
板に立った後も滑れる範囲が広いし、それなりに動かしやすいから下手でも長い間乗ることが出来るって感じかな。
始める年齢でも異なるかな。
10〜20代ならショートから。
30代ならファン。
40代ならロングからでもいかもしれない。
あと最初は安い板でOK。
どうせはじめは足がつくような浅いビーチで練習することになるからさ。
板なんてすぐボコボコになるんだよ。
はじめはこんなので十分。というか実際に色違いの持ってるしね。
冒頭の動画で使ってる板がコレ。
5万円もあったらお釣り来るよ。
浮力のあるファンボードを1本持っていると、ショートだとキツイようなタルめの波でも楽しめるよ。
10万円を超える板を凹まして自分も凹むよりは、安い板を買って自分で修理とかを覚えたほうが良いと思う。
んで乗れるようになってきたら浮力を落としてショートにするか、ロングに移行してマッタリと波に乗るか決めればいい。
でも初心者にオススメの板ってのは結構意見が異なるかもしれない。
初めからショートで「体を板に合わせろ」って言う人もいるしね。
あくまでぼっちさんのオススメね。
ぼっちさんはまず波に乗れなきゃ楽しくないと思うからさ。
板のカッコ良さなんて二の次ですよ。
なおぼっちさんは
ショート 3ヶ月 → ロング 3年 → 長めのファン 2年 → 短めのファン 2年 →ショート 4年 という感じで乗り継いできてる。
ロングとファン、ファンとショートは両方使ってる感じだったかな。
今は浮力が大きめのショートだけど波によっては今でもファンも乗るよ。
波が小さい時とか逆にめちゃくちゃデカイときもね。
まぁこんな感じかな？
ボード選びのヒントになれば嬉しい。
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